記念誌
階段の一段一段を上る事がめんどくさかった。
「しつれーしまぁーす」
職員室の風が流れる。
「なんで、職員室だけストーブあるんだよ。
うちらを凍死させたいのか。オイ。」
ぐちぐち言いながらもあたしは鍵を取って楽器室に戻った。
「…は」
3階までダッシュしたあたしを驚愕させる姿があった。
「李先輩-??」
楽器室の前でメガネの男子が寝ていた。
「ん-ぁ-」
甘い声を出しながらあたしに近づいてくる。
ドサぁっ。
抱きつきながら倒れてきた。
「起きましょう先輩。」
「眠い…。」
「私は重いです。」
「ン…」
おもむろに髪を触ってきた。
その時、
「あーあ、何やってんの。また。」
別の人が歩いてきた。
天然パーマの、男子。またメガネの人だった。
「伊東先輩。助けてください。」
「こら、ゼヒョン。起きろ。」
無理やり体を起こされ、不機嫌そうな『あいつ』は、足を引きずりながら第二音楽室に入っていった。
「ありがとうございました。」
「いえいえ。」
そして私も、1-2の教室に入っていった。
「しつれーしまぁーす」
職員室の風が流れる。
「なんで、職員室だけストーブあるんだよ。
うちらを凍死させたいのか。オイ。」
ぐちぐち言いながらもあたしは鍵を取って楽器室に戻った。
「…は」
3階までダッシュしたあたしを驚愕させる姿があった。
「李先輩-??」
楽器室の前でメガネの男子が寝ていた。
「ん-ぁ-」
甘い声を出しながらあたしに近づいてくる。
ドサぁっ。
抱きつきながら倒れてきた。
「起きましょう先輩。」
「眠い…。」
「私は重いです。」
「ン…」
おもむろに髪を触ってきた。
その時、
「あーあ、何やってんの。また。」
別の人が歩いてきた。
天然パーマの、男子。またメガネの人だった。
「伊東先輩。助けてください。」
「こら、ゼヒョン。起きろ。」
無理やり体を起こされ、不機嫌そうな『あいつ』は、足を引きずりながら第二音楽室に入っていった。
「ありがとうございました。」
「いえいえ。」
そして私も、1-2の教室に入っていった。