不登校児に気をつけろ
「初めまして
今日から、このクラスの担任になった
鳴海 紫乃っていいます
初めての担任なので至らないとこもあると思いますが、精一杯頑張りますので
どうぞ、よろしくお願いします!!」
私は元気よく大きな声で笑顔で言った
こういうのは最初が肝心…っ!!
みんなに良い印象を残さないと…!!
『鳴海先生って言うんだ〜』
『紫乃先生って呼んでいーい?』
『紫乃先生、若いね〜
何歳なの〜?』
『はいはいはい!!
紫乃先生は彼氏いますか?』
『馬鹿!
紫乃先生、可愛いんだから彼氏くらいいるわよ!!』
『えぇ〜
俺、彼氏に立候補したかったな〜』
みんな、一斉に質問してきて戸惑ったけど…
なんとか仲良くなれそうと思い質問に答えた
「えっ…と…
好きに呼んでもらえればいいよ!
あと、年齢は…24だよ☆
彼氏はいないです!
彼氏募集中です…っ////
もちろん生徒には手を出さないので
良い人がいたら紹介してください!」
『へぇ…
彼氏いないんだぁ…』
私はみんなに笑顔でいうと…
みんなの顔が一瞬、怖い笑みを浮かべたと思ったけど…
もう一度、瞬きをして目を開けると
みんなはニコニコと微笑んでいた
き、気のせいか…
初めての担任で緊張して幻覚でも見たかな…?
『ねぇねぇ、紫乃先生〜!!
私、頭悪いからテスト簡単にして〜』
『おっ、それいい!
頼むよ、紫乃先生〜』
「う〜ん…
みんなの態度次第かな〜?」
『『えぇ〜!!』』
うん、イケる!!
このクラスは大丈夫そう…!!
私は初めての担当がこのクラスでよかったと思うほど、みんなと打ち解けた