365日、君を想う
見ちゃった…。
アパートの自分の部屋に戻り、テーブルの上に買ってきたミルクティーをドンッと置く。
「…何アイツ」
走って戻ってきたから、まだ息が上がっている。
惚れるわけないじゃん。あんな軽そーな奴。
あームカつくムカつく!!!
ちょっと顔がいいっからってーっ!!
いや!撤回!顔も良くない!ブサイクブサイクブサイク……
「ブサイクブサ……あ」
カーテンの隙間から人影が見えた。
……アイツだ。
ジャッ
カーテンを開き、外を見下ろす。
すると、意外な光景が目に入った。