幸せ行きのチケット
私は『工藤友利』。

少し平凡な毎日をおくっている高校生。

そして噂のアホ彼氏、『真鍋祐輔』。

祐輔は学校の全員が知っているほど噂になっている。

祐輔は初めて会った時からアホだった。

勉強の問題じゃなく、単に性格がアホだ。

多分、いや絶対に祐輔に勝てるアホはいないだろう。

だからすぐ噂は広まり、自分まで『アホの彼女』と言われるようになってしまった。

でも私は祐輔と別れたりせぇへん。

だって、好きやから。

ただそれだけ。

「友利、今日やでな。花火しに行く日。」

「うん。分かってるよ〜。いつもの時間でええやろ〜。」

「おう!可愛くしてけよ〜みんな見るから。」

「分かってるって。てかそんなに普段可愛くないわけ?」

「うん。…嘘やて。俺可愛い友利みたいな子しか好きになれへんもん。」

そんなこと言ったらマジ照れる。


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