幸せ行きのチケット
迫る危機
過去のことを話しているうちに、すっかり遅い時間になってしまった。
隣の祐輔はもう眠たい顔をしている。
「祐輔。起こしてあげるから寝ていいよ。」
「友利は…寝ないの?」
「少しは寝るけど、外ではすぐ眠れないの。」
私は祐輔を、近くの屋根付き正方形型のベンチに座らせた。
仰向けに寝かせると、ベンチは膝下ぎりぎりの大きさだった。
祐輔の顔は、すごくカッコイイ。
でも、アホ。
何もかも含めて私は祐輔が好き。
祐輔があの夜初めて私をバイクに乗せてくれたでしょ?
あの時、すごく気持ちよかったんだよ。
祐輔と一緒に走れて、本当に楽しかった。
また祐輔と一緒に乗りたいな。
今はもう、自分用のバイクがあるせいか、祐輔のバイクに触れていない。
父親に買ってもらった唯一高価なもの。
それは今1番大切なバイクのこと。
隣の祐輔はもう眠たい顔をしている。
「祐輔。起こしてあげるから寝ていいよ。」
「友利は…寝ないの?」
「少しは寝るけど、外ではすぐ眠れないの。」
私は祐輔を、近くの屋根付き正方形型のベンチに座らせた。
仰向けに寝かせると、ベンチは膝下ぎりぎりの大きさだった。
祐輔の顔は、すごくカッコイイ。
でも、アホ。
何もかも含めて私は祐輔が好き。
祐輔があの夜初めて私をバイクに乗せてくれたでしょ?
あの時、すごく気持ちよかったんだよ。
祐輔と一緒に走れて、本当に楽しかった。
また祐輔と一緒に乗りたいな。
今はもう、自分用のバイクがあるせいか、祐輔のバイクに触れていない。
父親に買ってもらった唯一高価なもの。
それは今1番大切なバイクのこと。