Rose of Blood 【リメイク版】
笑顔の両親に見守られる中、私はリボンを解いて箱を開けた。
「わぁ! 可愛い!!」
「喜んでもらえて良かったわ。 瑠花の着けているネックレスとよく合うんじゃないかって、お父さんと一緒に決めたのよ。」
「お母さん……お父さん……本当にありがとう! 大切にするね!」
箱の中のピンクゴールドの薔薇のイヤリングを見て泣きそうになった。
「ちょっとパウダールームに行ってくるね!」
「あぁ、もう直ぐデザートが出てくるから、遅くならないようにな。」
「うん!」
泣きそうになるのを堪えて、笑顔で席を立った。少し急ぎ足でパウダールームに向かった。
パウダールームで鏡を見ると、薄らと目に涙が滲んでいた。両手でパンっと頬を軽く叩き、気持ちを入れかえる。
「なんて顔してんの。」
鏡に映る自分に声を掛け、両親かの誕生日プレゼントを早速耳に付けた。左右の耳を鏡で何度も見て、思わず顔が笑顔になる。
ネックレスとの相性もバッチリ!
“見……た……__。”
え?
声がした気がして周りを見渡した。けどここには私しかいなくて、気のせいかと思い、両親のところへ急いで戻った。
「わぁ! 可愛い!!」
「喜んでもらえて良かったわ。 瑠花の着けているネックレスとよく合うんじゃないかって、お父さんと一緒に決めたのよ。」
「お母さん……お父さん……本当にありがとう! 大切にするね!」
箱の中のピンクゴールドの薔薇のイヤリングを見て泣きそうになった。
「ちょっとパウダールームに行ってくるね!」
「あぁ、もう直ぐデザートが出てくるから、遅くならないようにな。」
「うん!」
泣きそうになるのを堪えて、笑顔で席を立った。少し急ぎ足でパウダールームに向かった。
パウダールームで鏡を見ると、薄らと目に涙が滲んでいた。両手でパンっと頬を軽く叩き、気持ちを入れかえる。
「なんて顔してんの。」
鏡に映る自分に声を掛け、両親かの誕生日プレゼントを早速耳に付けた。左右の耳を鏡で何度も見て、思わず顔が笑顔になる。
ネックレスとの相性もバッチリ!
“見……た……__。”
え?
声がした気がして周りを見渡した。けどここには私しかいなくて、気のせいかと思い、両親のところへ急いで戻った。