Rose of Blood 【リメイク版】
「いただきます。」
あまり食欲はなかったけど、せっかくラキが作ってきてくれたものだし、心配かけちゃいけないと思い、クッキーに手を伸ばした。イチゴジャムを載せたクッキーを口に入れた。
「美味しいっ!」
「お口に合って良かったです!」
嬉しそうに無邪気に笑うラキを見ていると心が癒される。
「この国の苺は本当に甘くて美味しいね。」
「そうなんです! 他国とは少し育て方が違うんですよ! だからとっても甘いんです!」
得意気に説明するラキがあまりにも可愛くて、つい笑ってしまった。するとカナリアさんも笑い声を漏らし、ラキは恥ずかしくなったのか顔を真っ赤にして口を閉じてしまった。
「心配ないとは思いますが、ラキはルカ様に失礼のない様に職務をこなしておりますでしょうか?」
カナリアさんは上司としてと言うよりは、母親の様な口ぶりだった。ラキの事を大切にしている気持ちが伝わってきた。
「とても良くして頂いてます。 それにラキはここで出来た初めての友達ですから、おかげさまで毎日楽しいです。」
「そんな! 私ごときがルカ様のご友人などおこがましいです!!」
「ラキ。 ルカ様がせっかくご友人と仰って下さっているのですから、良いではありませんか。」
あまり食欲はなかったけど、せっかくラキが作ってきてくれたものだし、心配かけちゃいけないと思い、クッキーに手を伸ばした。イチゴジャムを載せたクッキーを口に入れた。
「美味しいっ!」
「お口に合って良かったです!」
嬉しそうに無邪気に笑うラキを見ていると心が癒される。
「この国の苺は本当に甘くて美味しいね。」
「そうなんです! 他国とは少し育て方が違うんですよ! だからとっても甘いんです!」
得意気に説明するラキがあまりにも可愛くて、つい笑ってしまった。するとカナリアさんも笑い声を漏らし、ラキは恥ずかしくなったのか顔を真っ赤にして口を閉じてしまった。
「心配ないとは思いますが、ラキはルカ様に失礼のない様に職務をこなしておりますでしょうか?」
カナリアさんは上司としてと言うよりは、母親の様な口ぶりだった。ラキの事を大切にしている気持ちが伝わってきた。
「とても良くして頂いてます。 それにラキはここで出来た初めての友達ですから、おかげさまで毎日楽しいです。」
「そんな! 私ごときがルカ様のご友人などおこがましいです!!」
「ラキ。 ルカ様がせっかくご友人と仰って下さっているのですから、良いではありませんか。」