溺愛オオカミくんと秘密の同居。


そう思い立った瞬間パシッ、と掴まれた腕。



「どうかした、水無瀬くん?」



「どこ、行くの?」



私は立って、水無瀬くんは寝てる状況だから必然的に水無瀬くんは、上目使いになる。



……それは、可愛いのほか何もなくて。
私の心臓をさらに忙しくした。



「どこって……お粥片付けようと思って」



「今、良いじゃん」



「タオルは……?濡らさないといけないよ?」



「そんなの要らない。三浦が、傍に居てくれれば。」

< 108 / 253 >

この作品をシェア

pagetop