溺愛オオカミくんと秘密の同居。


やっと、寝てくれたから動ける。片付けしないと。



立ち上がろうとするんだけど、手が離れない。



ぎゅー、と力強い力で握りしめられている。



その手は、゛離さない゛と言われているようで、



しょうがない。水無瀬くんが、起きるまでここに居よう。



水無瀬くんの髪の毛を撫でながら、そう考え直し水無瀬くんの寝顔を見つめる。



本当に綺麗な顔してるよな……水無瀬くんって。



あれっ……どうしよう……なんか眠たくなってきちゃった。



私は、欠伸を一つ小さくした後、眠りの世界へ入った。















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