溺愛オオカミくんと秘密の同居。


そう言ったんだ。



その時の、真琴くんの嬉しそうな顔は、一生忘れない。



だけど、いつからかだっけ?



急に素っ気なくなってしまった。



私、何かしたのかな?と考えてみるものの全然思いつかない。



あの時の真琴くんは、どこに行ったの?っていうくらい冷たい。



私が、゛真琴くん゛って呼ぶたび鋭い目付きで睨んでくるから付き合う前の゛水無瀬くん゛って呼びようにした。



水無瀬くんは、私の事、嫌いになっちゃったんだ。
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