溺愛オオカミくんと秘密の同居。
そうだ。初めて告白してきた時もこんな風に胸がドキンと高鳴ったんだ。
「っ……!はいっ……!」
震える声で、でもしっかりと水無瀬くんに伝えた。
そんな私に水無瀬くんは、優しい目で微笑みながら私の涙を拭き取ってくれる。
「……つーか、何。なんで髪、巻いてんの?化粧もして可愛いくなっちゃって」
可愛い……!?水無瀬くんの口からそんな言葉が出るなんて。
化粧は、どうやら崩れていなかったみたい。ウォータプルーフだったのかな?