溺愛オオカミくんと秘密の同居。
「三浦が、作ってくれたご飯はどんなのでもうめーの」
素直に何でも言ってくれるようになったんだ。
時々、恥ずかしくなる時もあるけどやっぱり幸せだな。
食べ終わった後、二人分のお皿を洗っている時、
「なぁ、今日暇?暇だったら、デートしねー?」
嘘っ!?久しぶりのデートだ……!
「うんっ!行きたい!」
「じゃあ、10時くらいから行くか」
水無瀬くんは、口元に綺麗な弧を作ってそう言った。