溺愛オオカミくんと秘密の同居。


「おばさんから電話?」



スマホをつつきながらリビングのソファーに座っていた真琴くんがそう聞いてきた。



「あ……うん、今日帰って来るんだって」



「あ……そっか。もう1年たったのか」



今日、という突然の事に真琴くんは戸惑っていたけどすぐに何か覚悟を決めたように真剣な顔つきになった。



「じゃあ、ごちそうだな今日は」



そう言う真琴くんは、同居が終わるの寂しくないのかな?



私は、寂しい気持ちになりながら夕食作りに取り掛かった。




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