溺愛オオカミくんと秘密の同居。
「デミグラスがいい」
陽多を下ろしながらそう言うと、
「分かった!待ってて!」
と言い、早速調理に取り掛かった華湖。
俺は、料理している華湖を愛しく見ながらスーツをかけた。
華湖の言った通りほんの数分待っただけでテーブルには、デミグラスがかかったオムライス。スープ、サラダが並んだ。
どれも美味しそうだなと思いながらイスに腰かける。
華湖は、陽多を抱き上げてチャイルドチェアに座らせた。