溺愛オオカミくんと秘密の同居。
「に、荷物片付ける前に、お昼食べないと……!」
「そう思うんだったら、お前が、作れば?」
水無瀬くんの言葉にフリーズする。えっ……無理だよ。だって、
「私、料理出来ないもん」
基本的家事が苦手な私。いつもお母さんがしてくれてたから。
「はぁ?あっそ。もういい、役たたず」
水無瀬くんは、そう言うと、私を無理矢理押し退け、階段を降りてしまった。
その後、玄関が開閉する音がする。