溺愛オオカミくんと秘密の同居。
でも、まだ袋の中には、残っているような……。気のせい?
「水無瀬くん。袋捨てちゃいたいから、中のもの出していい?」
すると、水無瀬くんは、私を睨み付けながら、
「何、食べないんだったら、最初に言えよ。余計な金使わせんな」
それって、私のために買ってきてくれたって事?
コンビニの袋の中にあるのを出して見ると、焼きそばが入っていた。
焼きそばって、私が一番好きな食べ物。覚えてたんだ、水無瀬くん。
それだけの事なのに、凄く嬉しい。やっぱり、優しいんだ、水無瀬くんは。