溺愛オオカミくんと秘密の同居。



「やっと、出来た!」



二人分の朝ごはんとお弁当を見ながら思わずそう言ってしまう。



お世辞にも、うまいとは言えない料理たち。



だけど、一生懸命したから……大丈夫だよね?見た目は、だめだめだけどさ。



私は、包丁で手を切ってしまった所に絆創膏を丁寧に貼る。



一ヶ所だけなら良いものの、何ヵ所もあるため、結構目立ってしまう。



最後の絆創膏を貼り終えた時、寝起きの水無瀬くんが起きてきた。



もう、6時30分か。時計を見ながらふとそんな事を思う。



……ってか、水無瀬くん。なんか、新鮮。可愛いかも、
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