溺愛オオカミくんと秘密の同居。
通勤ラッシュだから、沢山の人が電車に乗っている。
水無瀬くんの言葉、ショックだったけど、私の料理が、不味いのは、本当の事だから…もっと、美味しく作れるようになったら、渡そう。
そう決意して、電車を降りた。
駅から学校まで、徒歩10分もかからない。
私は、2年2組のプレートがかかっている教室の扉を開けた。すると、
「久しぶり~、華湖!」
入ってきて、すぐ抱きついてきたのは、親友の仲本 百合(なかもと ゆり)。
見ての通り、元気いっぱいの女の子。すっごく、可愛くて、癒される。