溺愛オオカミくんと秘密の同居。
百合。可愛い顔してるんだから、そんな事したらダメだよ。
なんて、思いながら私は、ふふっと笑みを溢した。
***
「疲れたー、」
家に着いてからの第一声目。やっぱり、久しぶりの電車と学校は、結構キツい。
まだ、水無瀬くんは、帰ってないみたい。靴がないからね。
……夕御飯、作りたいんだけど……水無瀬くんにまた、なんか言われたら立ち直れないよ、私。
うーん、私の分だけ作るとか?でもなー、なんか申し訳ないような。