夜のひそやかな楽しみ (Spin off 追加しました)
「コピー、ありがとうございました」
宗雅の方が歩み寄った。
「いえ。
こちらこそありがとうございました」
なんだか後ずさっている。
「また後で質問に行きます」
あ、嫌な顔をした。
それはどういうことだよ。
「内藤さん。
ごめんなさい。
お待たせしてしまって」
タイミングのいいことに武下が駆け寄ってくる。
その隙に碧がぺこりと頭を下げていってしまった。