夜のひそやかな楽しみ (Spin off 追加しました)


強烈だった。


今までに経験したことが無いほど。


二度と忘れられ無い。


碧は感覚が戻ってきた四肢に力を入れて体を丸め、両足を抱え込んだ。


もし、この先、結婚を望むなら・・・。


相手の男性の外見や内面について諦めはついていた。


でも。


長く細くため息をついた。


もう無理だ。


こんな経験をしてしまったら、“する”ことができないだろう。


いい男に相手をしてもらって、最高にラッキーだと思っていたけど、違う。


これは最悪に不幸なことだ。


この数日の快楽の代償として、私はこの先に望む一般的な幸せを犠牲にしたのだ。


碧はくちびるを震わせた。
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