夜のひそやかな楽しみ (Spin off 追加しました)


「はいっ」


珍しいテンションの高い返事に、宗雅がくつくつと笑っている。


「ソウ」


明らかに女性の声が聞こえて、画面に女性の姿が写った。


ぴきりと碧は固まった。


女性の早口の英語に宗雅が答えている。


金髪の女性は最後、碧に向かって手を振って消えて行った。


ハ~イとか言っていた。


えっと。


「おーい、碧さん」


宗雅の問いかけで我に返る。
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