夜のひそやかな楽しみ (Spin off 追加しました)
「まあ・・・とりあえず、シャワー浴びたら?」
「サンキュ。
荷物が届いてから借りる。
碧ちゃん、ごめんね」
えーと、何が“ごめんね”なんだろう。
宗雅はそんな碧の頭をぽんぽんと叩いた。
ドンマイって感じだ。
なぐさめられてしまった。
しかも麗華が二人の様子をニマニマして見ている。
なんだか恥ずかしく、ちょうどインターホンが鳴ったのに、碧はいそいそと立ち上がった。
さっき怜士の後ろについていた、イケメンの一人なのに、碧がリビングへ招き入れると麗華は黒目がちの瞳を大きくした。