白衣の王子に迫られました。
忠犬王子
*
「今日も遅くなっちゃったな」
そもそも家に帰れるだけ良しとしなければいけない。
今日の当直は急遽香月君がすることになった。
本来当直のずだった先輩が、合コンに行きたいがためのワガママで、後輩の私たちに押し付けた。
まあ、よくある話だ。
コンビニでおにぎりとお茶を買い、自宅マンションへと向かう。
エントランスの植え込みに人影が見えたが、待ち合わせかな?くらいで気にも留めなかった。
しかし、更に近づいたところで、私はピタリと足を止めた。
「今日も遅くなっちゃったな」
そもそも家に帰れるだけ良しとしなければいけない。
今日の当直は急遽香月君がすることになった。
本来当直のずだった先輩が、合コンに行きたいがためのワガママで、後輩の私たちに押し付けた。
まあ、よくある話だ。
コンビニでおにぎりとお茶を買い、自宅マンションへと向かう。
エントランスの植え込みに人影が見えたが、待ち合わせかな?くらいで気にも留めなかった。
しかし、更に近づいたところで、私はピタリと足を止めた。