涙のあと
第一章
──ガラッ
教室の扉を開けた途端、静まり返るクラスメイトたち。
……まぁ、いい加減慣れてきたけど。
私が扉から離れたところで、また元に戻る。
途中途中聞こえてくる、
「まだ学校来てたんだぁ~」
「はやく辞めればいいのにねぇ」
私へ向けられた陰口。
そもそも昨日まで学校来てたのに何でいきなり学校を辞めなきゃいけないのか分からない。