シアワセの定義

結局その日期待してた人からは来なかった。いや、なんで期待してんの、全然してないし。

「ゆーい、裕希くんと知り合いだったんだね～！高校の時にあんなイケメンがいたなんて羨ましい～。」
イケメンなのかな…？高校のときどうだったけ。
「そんなにでもなかった気がするんだけどな。」
「高校のときの卒アルみたいな～♡」
「たぶんあるよ。」
「じゃぁ、明日行ってもいい!?」
「明日!?」
「ダメ？」
「別にいいけど。」
「ついでに泊まってもいい？（笑）」
「それが目的かお主。」
泊まりたいっていうときの未紗は絶対何か話したいことがあるとき。何なんだろ。
「バレたか～まぁ明日金曜だから学校終わってから結衣の家ね！」
「はいはーい。」
部屋の掃除、お酒買っておかなきゃな～。

あの人からの連絡は夜にきた。お風呂上りに、スマホをみたら
【ひま、ゆい、かまえ('ω')】
なにこの暇人な感じ、昔と変わってない。こんなことを考えている時点でこの人のことを忘れられてなかったのかなって改めて実感させられる。
【かまってあげるから、暇人】
そうやって返したらすぐに返事がきた。
【上からだなw】
【かまってほしくないの？w】
【ゆいがひまかなっておもって送ってあげたじゃん！w】
意味わからんわこの人。
【暇じゃないし～】
今から部屋の掃除しなきゃいけないんだから…！そう決めて部屋の掃除を始めた。