リンゴ好きのシンデレラ
「アンタ、黙って聞いていれば。」


女は、沙良の前で仁王立ち
していた。


沙良はその瞬間、恐怖に包まれた。


圧倒的な雰囲気、そして、狂気。



怖いのは、その派手なメイクだけではなかった。



そして、沙良の目の前には、あの女の拳が見えた。


「フグッ!!・・・ァァ・・・」


実にシンプルに醸し出された、それは彼女の顔面を酷く歪ませた。



そして、最近ロクなものを食べてい無いからか、直ぐにやられた

直後、沙良はあまりの痛さに、失神してしまった。


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