リンゴ好きのシンデレラ
立て付けの悪いドアを開けると、一気に寒々しい風が頬を伝った。


その瞬間、体の体温は一気に抜けていくようで、この場所へ来たことを後悔したようだった。


「うわっ!さむー。」


そう一言言うと、口の周りには白い息が漂っていた。


今日は生憎、手袋を持っていくのを忘れたから、ひたすら息

をはいてそれで、手をこすると言うのをひたすらやっていた。


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