リンゴ好きのシンデレラ
私が格闘していると、急に先生が立て付けの悪い扉から見えた。



教師の松村は教壇に立ち、もう一人の生徒の人がいた。



そいつは、世間でいう


“イケメン”


そのもので。



周りの女子たちにも、人気だった。



「イケメン・・・。」


「ちょい、一目惚れしたかも。」



などなど、彼は絶大な人気を集めた。



でも、何だろう。


何処かで会った気がしてならない。



「うーん。誰だっけ?」



男の子は黒板に、白いチョークで自分の名前を書き始めた。



“広瀬 和成”



それが、彼の名前だった。




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