青空
学校から駅まで約15分。

暗闇の中を急いだのに電車は1分前に出発してしまったみたいで、次の電車まで30分も待つことになってしまった。

誰もいないホーム。

椅子たちが妙に寂しそうに見えた。

静かすぎるホームに違和感を持ちながら椅子に座った。

さっき詰め込んだ日誌を取り出す。

1ページ目を開くと出席番号順にクラス全員の名前が丁寧な字で書いてあった。

2ページ目からは真っ白。

昔から日記をつけるのは嫌いじゃない。

クラスの日記だから日誌も多分苦じゃなくなると思う。

これから頑張ってみようかな。
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