キケンなお留守番~オオカミ幼なじみにご用心!~
まぁ、正確には、『蒼の味覚』を、だけど。



でも、他の女の子を差し置いて私が蒼の関心を独占できてるのは…

けっこう、嬉しいかも…。





なんて思って、気づいた。





私、

ちょっと寂しかったのかなぁ。





蒼が変わって、

まわりからちやほやされて、

私から遠のいていくのが。



思えばこうしてご飯食べるのも久しぶり。

昔は毎日のように食べてたのに、

中学校に入ってからは、そういう機会が無くなってしまったし。



ちょっと、しゃくだけど。

あんなに仲良くしてたのに、なんか寂しいな、

って…知らない内に感じていたかもしれない。





だから、どんなに蒼の周りが変わっても、

こうやって特別に思ってもらえるのが、嬉しいのかもしれないな...。




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