キケンなお留守番~オオカミ幼なじみにご用心!~
ちゃんと着替えようとは思っていたけど、タイミングが無くて…。
だって、蒼がお腹すいたって…
急に抱き締めてくるから…焦って…。
怯えた目で蒼を見つめた。
鋭い目は、どこか冷やかな雰囲気を発している…。
なんか変だ…蒼…。
どうしよう…
と思ったその時、
ニヤリ、と蒼が笑った。
「なんて、冗談だけどな」
「え…」
「いくらなんでも一緒の風呂に入れるなんて思ってねぇよ。
ガキの頃じゃあるまいし」
からかうような口調だ。