キケンなお留守番~オオカミ幼なじみにご用心!~
「なに本気にしてんだよ。
もしかして、ほんとに入る、って思ったのか?あっはは。
んなわけねぇじゃん。
そんなことしたら、俺ヘンタイだろ。
やっぱガキだな、蓮は」
きょとんとしていた私だったけど…
一気に爆発した。
「蒼のバカッ!バカっ!!バカっぁあ!!!」
バシ、ベシ、ドン!と思いっきり蒼を叩いて離れると、私は脱衣場にこもった。
ムカつく。
びっくりした…!
ムカつく!
いくらからかうって言ったって、
どうしてあんな…
あんなドキドキするようなことするの…!?
あんなからかい方しなくてもいいじゃない!!
ツン、と鼻が痛む。
ってなんで、こんな気分にならなきゃいけないのよ…!