キケンなお留守番~オオカミ幼なじみにご用心!~
こんなに変わってしまったのが、自分でも信じられない。
こんな気持ち、今まで感じたことなかったのに。
蒼といるのが当たり前って思ってたのに、
今は一緒にいることが、息するのもつらいくらいに苦しい。
私、どうしちゃったの…。
テレビでは番組は終わり、CMが流れていた。
当然集中できるはずもなく眺めるだけでいた。
チラっと様子をうかがうと、蒼もなんだかつまらなそうだった。
ほんの数秒の沈黙さえ、苦しい今。
こうなれば、なにか会話するしかない…。
私はたどたどしく口を開いた。