キケンなお留守番~オオカミ幼なじみにご用心!~

思い出したように、熱が意識を覆いつくすして、身体全体がどっと重くなる。



頭痛ぇ。



ムカついた分、頭に血がかっと熱くなって、ズキズキとした痛みまで感じ始めた。





くそ…蓮を泣かせてしまった。





なんだかもう、俺も泣きそうな気分だった。





解かっている。



あいつが困惑するのは。



誰だって驚くよな。

弟として思っていた男から恋愛感情なんて押し付けられれば。



蓮のことガキって言ってるけど、

告白したのをいいことに、考える暇もあたえず蓄積していた想いをガンガン押し付ける俺の方が、もっとガキみたいだ。
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