キケンなお留守番~オオカミ幼なじみにご用心!~



「ただいま」



蒼の声が聞こえた。



「おかえり」



蒼がリビングに入ってくると、私は微笑を作って出迎えた。



「速かったね…」


「走って帰って来たから。
やり。今日はミートボールかー。
ちょっと味見でも…」


「だめー…あっ、もう!」


「ん、美味いよ」


「もうっ」





なんて、おなじみのやり取りから始まって、



バラエティを見ながら、楽しく夕食を食べて、



洗い物をふたりですませてお風呂に入って(今日は私は先にシャワーに入っていた)



…ここまでは、普通で油断すらしてたんだけど…




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