キケンなお留守番~オオカミ幼なじみにご用心!~

笑顔でうなづくと、蒼は持っていたいちごミルクをひとつ私に渡してくれた。



そして、手をさしだす。



私はその手を握って、すぐに指を絡めて歩き出した。



廊下にいる生徒達がびっくりしたように、うらやむように、ちょっと嫉妬するように、私たちを見てくるけど。



もう気にしない。



私は蒼が大好き。



そして、蒼とこうして仲良くいられる一分一秒がとっても大切。




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