キケンなお留守番~オオカミ幼なじみにご用心!~
「そんなに食べるとお腹こわしちゃうよ?」
「だって美味いんだもん。
ほんと蓮って、料理上手いよな」
「まぁ…小さい頃から作ってたし…人並みに美味しいのは作れるから…」
ストレートな褒め言葉に顔が赤くなるのを感じながら、私は続けた。
「ほらそれに、今夜は久しぶりだけど、小さい頃はよく作ってあげてたじゃない。
だから蒼にとっては第二のおふくろの味ってカンジがして、美味しく感じるんじゃないの?」
「いや、おふくろの味とはちがうし」
意外にすんなりと否定された。
「だって、『おふくろの味』って、食ってるとほっこりするだろ。
でも蓮のは『やべぇ』って焦る味だから」
「は?」
わけわかんない…。
どゆこと?