マシェリ
~高校3年・7月21日終業式~
「おはよ~!!ナツ!!」
「あっ、おはよ~暑いねぇ…」
改札を出ると、いつも同様、愛純(あすみ)が立っていた。
ジリジリとした暑さ、忙しそうなセミの鳴き声、夏特有の息苦しさ。
駅の改札を出たら、心底電車の中は天国だ!!なんて思ったりする一瞬だ。
「行くか~ダルイけど、コンビニ行くよ~」そう愛純が言い放つ横で、あたしは空を見上げる。
改札を出てすぐ横にあるコンビニに入るのもあたし達の平日の毎日の日課で……
「ほら、ナツ~何してんの!!本当に空好きだね~」
空を見上げてるあたしに、そう大きな声で言えば「聞こえてるよ~」なんて小さく呟きながら、愛純の後をついていく。
あたしはミルクティーを片手に、愛純はレモンティーを片手に。
「ああ、コンビニ最高!!マジ、涼しい~。ダルイけど行くかぁ~」
ダラダラとコンビニを出ると、学校へと重い足を運ぶ。
周りを見渡してみれば、そこはどこの田舎か?と思わせるほど、あたりは畑や田んぼばかりで
改札を出た瞬間にコンビニがなかったら、まるで無人島かと思わせるほど。
まぁ、でも、この景色を何年も見ていれば、慣れてしまうのだろうけど、どうも一瞬だけ、どこかの町にタイムスリップしたのではないかと思ってしまう。
きっとこれは卒業まで毎日同じことを考えすのだろうな……なんて思う。
「う~ん、いい空気だ~!!」
隣で、愛純がおもいっきり背筋を伸ばしてる姿を見て、あたしは再び空を見上げる。
快晴だーーーー
この空は一体、何処まで続いているのだろう。
そんなことを思いながら、コンビニから徒歩20分くらいはかかる学校へと向かった。
「おはよ~!!ナツ!!」
「あっ、おはよ~暑いねぇ…」
改札を出ると、いつも同様、愛純(あすみ)が立っていた。
ジリジリとした暑さ、忙しそうなセミの鳴き声、夏特有の息苦しさ。
駅の改札を出たら、心底電車の中は天国だ!!なんて思ったりする一瞬だ。
「行くか~ダルイけど、コンビニ行くよ~」そう愛純が言い放つ横で、あたしは空を見上げる。
改札を出てすぐ横にあるコンビニに入るのもあたし達の平日の毎日の日課で……
「ほら、ナツ~何してんの!!本当に空好きだね~」
空を見上げてるあたしに、そう大きな声で言えば「聞こえてるよ~」なんて小さく呟きながら、愛純の後をついていく。
あたしはミルクティーを片手に、愛純はレモンティーを片手に。
「ああ、コンビニ最高!!マジ、涼しい~。ダルイけど行くかぁ~」
ダラダラとコンビニを出ると、学校へと重い足を運ぶ。
周りを見渡してみれば、そこはどこの田舎か?と思わせるほど、あたりは畑や田んぼばかりで
改札を出た瞬間にコンビニがなかったら、まるで無人島かと思わせるほど。
まぁ、でも、この景色を何年も見ていれば、慣れてしまうのだろうけど、どうも一瞬だけ、どこかの町にタイムスリップしたのではないかと思ってしまう。
きっとこれは卒業まで毎日同じことを考えすのだろうな……なんて思う。
「う~ん、いい空気だ~!!」
隣で、愛純がおもいっきり背筋を伸ばしてる姿を見て、あたしは再び空を見上げる。
快晴だーーーー
この空は一体、何処まで続いているのだろう。
そんなことを思いながら、コンビニから徒歩20分くらいはかかる学校へと向かった。