マシェリ
はぁ~ホームルームに学活か……
あたしは勉強が出来るわけでもなく、これと言って何か目立つこともない。
中学の時はそれなりに楽しんだけど、高校になってから何十回、何百回と、早く学校よ終わってくれ!!と願うだけの毎日……
「おはよう~」
「あっ、おはよう~!!」
それでも、クラスで浮いている訳でもなければ、女の子達は自然と群がってきてくれる。
「夏休み、遊ぼうね!!」
「うん!!」
そんな社交辞令みたいな会話を交わせば、すぐさまいつも通りの時間に担任が勢いよくドアを開け教室へと入ってくる。
「おはよう~!!!」
「おはようございます!!」
何人かの声が混じりながら、あたしは窓際の席につき、窓を眺めていた。
「今日は、みんなに、特に女子に?嬉しいお知らせがあるよ~」
大きな声で話す先生。
この先生の元気は毎日どこから溢れ出てくるのかな?なんて毎回思うのだけれど、そんな担任は嫌いな感じじゃない。
「なに、なにー?」
女の子達が、口々にそう言う中で「さて、ホームルームを始めるぞ!!」なんて声がかかり、あたしは窓に一度目を向けると、自然と机に顔を伏せた。
「ねむ……」
昨日、学校帰りに寄ったビデオ屋さんで、ビデオなんか借りてきて、それを夜中から見たせいで、もはや、上の瞼と下の瞼が仲良しこよし状態だ。
どうせ学活だからな……なんて思いながらも、極度の睡魔に担任の声がどんどん遠くなっていく……
あたしは勉強が出来るわけでもなく、これと言って何か目立つこともない。
中学の時はそれなりに楽しんだけど、高校になってから何十回、何百回と、早く学校よ終わってくれ!!と願うだけの毎日……
「おはよう~」
「あっ、おはよう~!!」
それでも、クラスで浮いている訳でもなければ、女の子達は自然と群がってきてくれる。
「夏休み、遊ぼうね!!」
「うん!!」
そんな社交辞令みたいな会話を交わせば、すぐさまいつも通りの時間に担任が勢いよくドアを開け教室へと入ってくる。
「おはよう~!!!」
「おはようございます!!」
何人かの声が混じりながら、あたしは窓際の席につき、窓を眺めていた。
「今日は、みんなに、特に女子に?嬉しいお知らせがあるよ~」
大きな声で話す先生。
この先生の元気は毎日どこから溢れ出てくるのかな?なんて毎回思うのだけれど、そんな担任は嫌いな感じじゃない。
「なに、なにー?」
女の子達が、口々にそう言う中で「さて、ホームルームを始めるぞ!!」なんて声がかかり、あたしは窓に一度目を向けると、自然と机に顔を伏せた。
「ねむ……」
昨日、学校帰りに寄ったビデオ屋さんで、ビデオなんか借りてきて、それを夜中から見たせいで、もはや、上の瞼と下の瞼が仲良しこよし状態だ。
どうせ学活だからな……なんて思いながらも、極度の睡魔に担任の声がどんどん遠くなっていく……