マシェリ
~1年記念日~ 中学2年生・7月21日
夏希ーーー14歳。
緑ヶ丘中の2年生、バスケ部所属。
そして、あたしには同じ年の彼氏がいる。
工藤 咲(クドウサク)同じバスケ部所属。
クラスは、あたしが1組で、咲が3組で違うクラス。
7月21日の今日で付き合って1年を迎える。
「なぁ、ナツキ?今日、部活終わったら何処いく?」
今日から夏休みで、部活は休みかな?なんて期待していたりもしたのに、そんな予想は案の定当たらなくて……
せっかく朝からデートしようと思っていたのに、結局、半日は部活で潰れてしまう。
門限がまだ7時のあたしには、悲しい出来事だ……
「う~んとね、海っ♪」
「えっ?さすがに海は帰ってくるの厳しいだろ」
「だよね……」
時計に視線とやるともう少しで1時をさしていて今日は朝の8時半から部活だってのに、まだ終わりそうもない。
「はぁ~」とため息を吐き出せば、頭をポンポンと叩いてコートに向かっていく咲。
その瞬間、顔が赤くなっていくのが自分でも分かる。
バスケが好き……
でも、バスケをしている咲の姿を見るのはもっと好き……
「5対5やるぞ~!!」
バスケの顧問の磯貝先生がそう叫ぶと、咲は「よっしゃ~!!」と言いながら、走ってフィールドに向かった。
夏希ーーー14歳。
緑ヶ丘中の2年生、バスケ部所属。
そして、あたしには同じ年の彼氏がいる。
工藤 咲(クドウサク)同じバスケ部所属。
クラスは、あたしが1組で、咲が3組で違うクラス。
7月21日の今日で付き合って1年を迎える。
「なぁ、ナツキ?今日、部活終わったら何処いく?」
今日から夏休みで、部活は休みかな?なんて期待していたりもしたのに、そんな予想は案の定当たらなくて……
せっかく朝からデートしようと思っていたのに、結局、半日は部活で潰れてしまう。
門限がまだ7時のあたしには、悲しい出来事だ……
「う~んとね、海っ♪」
「えっ?さすがに海は帰ってくるの厳しいだろ」
「だよね……」
時計に視線とやるともう少しで1時をさしていて今日は朝の8時半から部活だってのに、まだ終わりそうもない。
「はぁ~」とため息を吐き出せば、頭をポンポンと叩いてコートに向かっていく咲。
その瞬間、顔が赤くなっていくのが自分でも分かる。
バスケが好き……
でも、バスケをしている咲の姿を見るのはもっと好き……
「5対5やるぞ~!!」
バスケの顧問の磯貝先生がそう叫ぶと、咲は「よっしゃ~!!」と言いながら、走ってフィールドに向かった。