こんなに好きで






「え?」





「……………彼女に、性格とか、雰囲気とか…………」






だから、変な事で揉めなくない







「だから警戒してんのか?





確かにさ、聞いてたら中学校の友達とかも惚れちゃうくらいの子みたいだし?




俺だって絶対ないとは言えないよな?





でもさ、この先も例えばさお前が俺の彼女を好きになったり彼女がお前の事を好きになっても……………





俺は木原とは友達でいたいな!」






ニカッと笑う高橋の笑顔には嘘は見当たらない





じわっと胸が熱くなる






「マジで?」





「おお!マジマジ!何?そんな嬉しい?」






「……っっ、う、嬉しいよ」





「うっ!お前はーー!天然!可愛いヤツめ!」





ガシガシと俺の頭を乱暴に撫で回す





その手は優しくて






少しだけ泣きそうになった






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