こんなに好きで






「探してる本があると聞かれてさ、それから何度か見掛けるようになって




会えば会釈したり、最近になって、話すようになってさ~





正直さ、冴えない風貌の俺でもちゃんと接してくれてる事が嬉しくてさ~」






「そっか、仲良くなれると良いな」






「ありがとな!だから!彼女に会わせて?」






「はぁ?何がだからだよ!会わせないって!」






「だって、気になる子出来たんだよ?」





「関係ないし、彼女いたやつも惚れたから」





「いやいや、俺はそんな器用じゃないの知ってるだろ?」






そう言われて、いつの間にか納得させられて……………





今日に至るってわけ






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