こんなに好きで
「高橋さん、ごめんなさい
やっぱり嘘はつけない」
'少しだけ電話しても良いですか?'そう言って俺達から離れた
「木原………ごめんな………」
「…………いや、」
気まずい空気が流れる
宮城は高橋を好きになったのだろうか?
「ごめんなさい!近くに居るみたいですので…………」
「宮城?」
「隼人くん、」
少し不安そうな瞳にまた、胸が傷んだ
俺は宮城を手放すなんて出来ないし、三年も片想いしたんだ
また、片想いし直すだけ
「宮城!俺、諦めないから………」
「え?」
「愛菜!」
宮城の名前を呼ばれて三人で振り向いた
「「!!!」」