こんなに好きで
「愛菜…………」
「は、やと…………んっ…………」
唇を重ねれば、想いが溢れてしまう
苦しそうに開いた唇から舌を絡ませて
そんな、キスしたこともなかったのに
今では、せずにはいられない
会えば我慢出来なくなる
身体が目的とかじゃなくて
愛菜に近づいてるであろう男たちに
彼女の魅力にさえも
嫉妬して
俺しか考えないようにしてしまう
「あ…………ん……………は、やと……………」
「愛菜……………好きだ、大好きなんだ…………」
「私も好きだよ」
その言葉にまた、唇を重ねる
それだけじゃ、足りない
もっと
愛菜を俺だけのものにしたい
「愛菜……………次の土曜日…………泊まりに来ないか?」
「え?」
「土日、みんな居ないんだ」
両親は二人で温泉旅行に
弟はクラブの合宿
二人でずっと、過ごしたい