こんなに好きで








少し戸惑う愛菜





そりゃそうだよな、付き合ってる男女が泊まりでってなれば…………





実は、俺はずっと前から、付き合う前から気になってた事があった








「隼人…………」






愛菜が戸惑ってるのは、俺とそういう関係になるのが…………





ではなくて…………





知られるのを戸惑ってるんだ








「愛菜……………愛菜の過去は気にしない





今、愛菜が俺だけを見てくれてるなら…………」








そう、愛菜はきっと初めてじゃない





愛菜は俺の言葉に驚いていた






「隼人………知ってたの?」









「知ってたわけじゃないよ…………」






「じゃあ……………」





「俺はずっと愛菜を見てたから…………




愛菜が誰かを想ってるのもわかってた」






切なく愛しそうな表情





それを、俺に向けて欲しいと強く願っていた









< 48 / 93 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop