こんなに好きで
少し戸惑う愛菜
そりゃそうだよな、付き合ってる男女が泊まりでってなれば…………
実は、俺はずっと前から、付き合う前から気になってた事があった
「隼人…………」
愛菜が戸惑ってるのは、俺とそういう関係になるのが…………
ではなくて…………
知られるのを戸惑ってるんだ
「愛菜……………愛菜の過去は気にしない
今、愛菜が俺だけを見てくれてるなら…………」
そう、愛菜はきっと初めてじゃない
愛菜は俺の言葉に驚いていた
「隼人………知ってたの?」
「知ってたわけじゃないよ…………」
「じゃあ……………」
「俺はずっと愛菜を見てたから…………
愛菜が誰かを想ってるのもわかってた」
切なく愛しそうな表情
それを、俺に向けて欲しいと強く願っていた