こんなに好きで
「彼を忘れる事は出来ない…………
でも、大好きだけど……………隼人がいいの……………
隼人と付き合うの、本当は躊躇った
忘れられないのに……って、でも私なら彼の幸せを願うから
きっと、彼もそう思ってる
今はちゃんと隼人が好き…………」
ぎゅっと抱き締める腕に力が入る
愛しい
「土曜日、俺のものにしたい……………」
愛菜が初めてじゃないのは悔しくて仕方ない
キスだって
愛菜の初めての男への嫉妬
だから、
天国にいる元カレに見せつけてやる
そして、元カレ以上に愛菜を愛してやる
愛菜は俺の腕の中で小さく頷いた