こんなに好きで






「なに?彼女なんだから良いでしょ?」






「彼女?」





「だって、付き合うならそうでしょ?」





'ね?'と言ってまた、俺の腕に手が伸びてきて払った







「触るな!俺には彼女なんていらない




俺の彼女は一人だけだ」





そうだ、俺は愛菜以外は触れたくもないし、触れられたくもない




俺には、愛菜だけだ




でも、今は?



愛菜だけだった自分は、愛菜が居なくなると一人だ




寄ってくるのは、知らない女だけ





友達すら、居ない





それで、良いのだろか?




愛菜を忘れるなんて出来ない





愛菜以外を抱くことも出来ない









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