こんなに好きで





「隼人…………」




その声に、俯かせていた顔を上げた


その声に


その姿に





「愛菜………」





俺は、無意識に愛菜を抱き締めていた


たった3日位のことなのに、長く感じた


付き合ってた時はもっと長い時間会えない時もあったのに




「別れるなんて言うな


俺の隣にいて欲しい


情けないけど、弱い男だけど…………


愛菜と離れたくない


愛菜と離れてわかった


大事なもの…………


でも、俺にとって一番大事なのは愛菜なんだ


だから、もう一度俺と付き合って!


俺の彼女な愛菜しかいないんだ」





ぎゅうっと抱き締めながら一気に言葉を繋いだ







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