君を愛していた。
2時間目の体育はバスケット。

選択授業だから羽奈とは違う授業。

羽奈はバレーやるんだって。

「こんにちわ。」

振り向くと由凛ちゃんが立っていた。

「あ…こんにちわ…」

「ストレッチ一緒にやってくれないかな?」

「もちろん、いい、よ。」

やっぱり近くで見ると可愛いっていうか
美人っていうか…

「ありがとね?」

私に向けた笑顔は可愛らしかった。

すごく…

「バスケット好きなの?」

私は勇気を出して質問した。

「うん、まあね。」

少しだけさみしい顔をした。

「そーなんだ。」

「…ほら!次私たちのゲームだっ」

「うん。」

なんだろう、この嫌な予感は…
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